研修サービス
研修サービスについて
管理部は企業の心臓部ともいえる重要な情報を扱っている部署です。ただし、水平方向に広く捉えると過去の数値を専門的知識を用いて正確に集計報告するための財務会計(経理部)、現在進行形の生きた数値をタイムリーに管理し意思決定に生かすための管理会計(経営企画部)、短期の運転資本から中長期の投資戦略まで実行可能にするための資金を管理するファイナンス論(財務部)と多くの専門分野に精通する必要があります。また、垂直方向に組織のコミュニケーションを考えた場合には、社長、役員陣への意思決定資料を作成し、意思決定事項を各部署に伝達する機能や株主、債権者といった利害関係者との接点を担うなど経営面でのコミュニケーションが求められるとともに、営業部、マーケティング部、システム部、購買部、製造部といった現場サイドからも情報収集し経営陣の目標達成のために落とし込むコミュニケーションも必要となります。子会社がある場合には更に複雑な役割を担います。こういったタテヨコに幅広い領域で能力を発揮するには、周辺分野の知識習得に努めることが不可欠です。特に若いうちに一通り基礎理論を実務家に研修を受けることで社内での理解を深めた分、伸びしろも大きくなるでしょう。どうしても日々の業務や締切に追われるのが宿命の管理部ですが、数年後を見据えて研修を実施することは結果的に企業の心臓部を強化することにつながります。アクリアでは実務に精通していることはもちろん、企業研修等の実績が多数ございますので各種研修に対応が可能です。
現場の納得感は、経営改革に必要!
会計リテラシー教育
- 新入社員向け
- 営業・製造・商品開発部門向けの会計・数字に関する基礎セミナー
いかに理想的な管理会計を導入しても「社員の会計への理解・納得感」がなければ、その立派な武器は正しく使われることなく錆びてしまいます。
管理会計の実装には、「社員への会計研修」が必要不可欠です。
しかし、以下のような研修担当者の悩みの声をよく聞きます。
「社員全員に会計・数字の基礎知識と経営者感覚を身につけさせたいが、内容をどう組み立てればいいのかわからない」
経理部門の方を除き、会計研修と聞くだけで「つまらなそうだ」と考えてしまう社員の方が大半でしょう。
それは呪文のような会計用語や仕訳を一方的に教えるだけの研修が多いことも原因にあります。
経理部門の方を除いて、難しい会計用語や仕訳を理解することより、「計数感覚を身につける事」、「会計の力を知る事」の方がよっぽど実務で生きるはずです。
そして、会計の生きた数字を学ぶことは、研修を受ける社員の方にとっても刺激的で面白い内容となります。
「会計・数字が楽しいと思える」、「新聞の会計記事を読むことに興味を持つ」、「仕事に役立つ」。
こうした会計講義を体験することにより、社員の会計・数字への意識は大きく変わるでしょう。
アクリアでは実務経験から得た『体験』をもとに『揉まれた知識』を提供
できる講師により、臨場感のある双方向の講義を実現します。
理論と実務を融合できる社員育成!
管理会計・ファイナンス
- マネージャー層向け
- 会社のビジネスを熟知した(入社3年目以降)社員向けの管理会計・ファイナンスに関するセミナー
「管理」という言葉を聞くと何か縛られる、自由がなくなるというイメージがついてしまいがちですが、「管理会計」(マネジメント・アカウンティング)は、数字を分析し、生かし、より良い経営をつくり出すための会計です。
管理会計は予算や業績評価に直接影響を与えるもので、社員の行動を方向付けします。
それゆえに、戦略的な管理会計導入が望まれるのですが、実は怖い一面もあります。
それは、、、
「誤った社員行動」=「全社利益とは反し部門利益を追求したり、システムの実質でなく形式だけ従ってしまう」状態を生み出してしまう可能性です。
現場管理者に数字力がないと誤った理解のもとで、誤った行動がなされます。せっかくの戦略的管理会計も機能不全となります。
管理会計の実装には、「社員への会計研修」が必要不可欠です。
しかし、管理会計やファイナンスを研修しようとしても、
- さまざまな考え方がある学問でもあるので、会社の導入する管理会計やその経営理念とマッチした研修でないと効果が少ない
- 前提となる会計知識がどれくらいあるかで教え方を変化させる必要がある
- 高度な専門書が多く、適切なテキストが見つからない
という壁があり、易しく会社の理念にマッチした研修を行うのは難しいのです。
アクリアでは会計実務に基づいた使える管理会計を社員に浸透させるためのプログラムを提供します。もちろん、ここでも数字に対する「興味」「好奇心」を生み出すプログラムとします。
内部統制の必要性を理解した、
自発的な担当者を育成!
J-SOX研修
- マネージャー層向け
- 会社のビジネスを熟知した(入社3年目以降)社員向けの管理会計・ファイナンスに関するセミナー
内部統制構築・有効化には、現場の理解が必要不可欠です。
法的に仕方ないからという理由で押し切っても、統制が有効に機能し、会社の求める姿となるためには、現場の納得感がキーとなります。
アクリアでは、現場への説明・必要に応じて内部統制研修を行って、会社にとって必要不可欠なものであることを社内に浸透させます。
内部統制の必要性、ここまでやればあとは会社の意思なんだという理解を持った現場社員の存在は、内部統制の実装のうえで、一番の協力者かつアドバイザーとなるでしょう。真に必要な内部統制構築のため、社員教育は不可欠です。
教育のステップ
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研修メニューの相談・事前打ち合わせ
● 参加者の既存知識(どんな勉強をこれまでしてきたのか?)
● 会社として研修を通じて一番身につけてほしいものは何か?御社のビジネスモデルや参加者の所属部門に密接した内容の講義とすることにより、参加者の「気づき」を多く引き起こし内容の濃い研修を企画します。
そのため、参加予定者のプロフィール、セミナーの狙いなどをお聞きしてプログラム内容をご一緒に検討・打ち合わせさせていただきます。アクリアでは、御社のビジネスや参加者の所属部門で必要な実務知識をヒアリングし、研修の事例として多く取り入れることにより実務で使える知識が身につくと考えており、そのための事前準備を入念に行います。
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研修の実施
● 「計数感覚を身を持って実感する」+「会計に興味を持ってもらう」
いわゆる経理的な内容でなく、具体的な企業実例やニュースを用いて自然と会計知識が身についている講義を行います。
また、会計の理解だけでなく数字への興味が湧き、「数字を使いこなす」ための講義を行います。
「受け身」・「他人事」の講義ではなく、実例に触れ、自身の業務に置き換えることで「積極的」・「自分事」の講義となり、研修効果が格段に向上します。
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フィードバック&今後の自己学習の提案
● 興味を持った内容はどこか?もっと詳しく勉強したい内容はどこか?を分析する
興味を持った内容を継続的に勉強してもらうための本や記事、セミナーを紹介する良い講師との出会いは、参加者の知的好奇心を刺激します。この好奇心や興味こそ、勉強のエネルギーとなるものです。
せっかくの興味も、日が経ち、普段の業務に入ってしまうとなかなか継続するのが難しいといえます。
そこで、研修内容のうち、参加者が興味を持った内容を中心に継続的に自己学習するコンテンツを複数紹介し、勉強意欲・向上心が高い参加者の方にはそのエネルギーを最大限生かしていただけるよう次のステップへ誘導します。
会社を理解し、会計専門家と議論できるリーダー社員の育成!
プロ実務会計人材育成
- 戦略的経理部社員向け
- 会社のビジネスを熟知した(入社3年目以降)社員向けの管理会計・ファイナンスに関するセミナー
- 経営層にとって「グループ全体の経営力が見える会計資料」の提出・説明
- 外部専門機関・監査法人とのディスカッションで渡り合い、「会社の立場からの意見が言える人材」
こうした人材を経理部から輩出し、戦略的・継続的に組織経営改革を行う旗振り役としていくことが経営環境・会計環境がめまぐるしく変化する現代においては必要不可欠です。
このような、会計に長けた専門分野はこれまで、外部の人間が多くを担ってきました。
コンサルタント・公認会計士・中小企業診断士などなど。
今でも専門家の力が必要なことに変わりはありません。
ただ、、、、専門家に「任せっぱなし」ではいけない時代となっています。
現代の会計は
「過去の経営実態を専門的なルールに従って報告する」役割のみならず、「将来の会社の経営方針に基づいて自社を主張する」役割を担っています。
「過去」から「現在」・「将来」へ。「結果報告」から「将来予測」へ。会計は変化しているのです。
当然、現在・将来、そして予測となると、会社の経営方針や現場の状況などを一番理解している会社の主張がキーを握るのです。
公認会計士の世界で、「決算書」はなんと定義されるかご存じでしょうか?
答えは・・・・「経営者の主張」です。
経営者の意見を主張できるよう、会社側から積極的に「我が社はこうだ」「こうしたい」という提案ができるプロ実務会計人材が必要とされているのです。
アクリア代表の1人、川崎は、監査法人 → 事業会社 → 会計コンサルタントの経験を経て、
「専門知識」が中心の監査法人所属公認会計士が提供できるサービスの限界
「実務力」に長けている経理部員が補足すべき「会計知識」
を理解しています。
また、アクリア代表のもう1人、平石は、大学・専門学校講師、公認会計士実務研修講師で教育を研究する一方、監査法人業務と非上場会社管理体制構築業務を経験することで
実務家に必要なコア「会計知識」の教育・「経営陣」に「理論」を説明するスキル
「現場」に「理論」を浸透させるためのプロセス
を理解しています。
実務に理解があり、しかし根本には深い会計知識を持つアクリア会計プログラムによって、御社の中にプロ実務会計人材を育成し、前任者の作成した仕組みを踏襲するのみでなく、絶えず改善・進化させていく戦略的経理部を構築します。
教育のステップ
当研修では、受講者が実際に御社の経営管理改善を実践します。
よって、事前に経営陣とのディスカッションを行い、経営管理改善の権限を付与したうえで研修スタートとなります。
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経営改善案提案に向けた準備①
各事業部・各子会社の営業分析・問題点の洗い出し(実践)
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経営改善案提案に向けた準備②
各事業部・各子会社の営業管理資料の分析、現場管理者・担当者へのヒアリングの実施(実践)
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経営改善案提案
01、02を踏まえて、経営改善案を経営陣へプレゼンテーション(実践)
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モデリング
経営改善案に即する管理資料・管理指標を作成・導入
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実装
新たに導入する管理資料・管理指標を現場管理者・担当者へ説明(実装)
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運用・改善
実際に現場で運用。発生した疑問点に対する回答、問題点に対する改善の実施
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フィードバック
受講者が導入したメソッドの経営陣・現場からの評価
こんな悩みがあるときにご利用ください
- 財務会計、管理会計、ファイナンス理論といった幅広い分野を
専門分野以外でも教育し、
基礎体力をつけたい - 財務会計、管理会計、ファイナンス理論の実務に結びつく専門分野につき、実務経験豊富な専門家より深く知識を得たい
- コミュニケーションを深める
意味でもワークショップ型での
研修を実施したい - 各種能力が試験等を通じて
定量的に見えるようにしたい - 連結決算のレベルを上げるうえで、親会社はもちろん各子会社の連結パッケージ対応の知識向上や
経理能力を向上したい - IFRS導入を検討しているので
IFRS研修を実施したい